2012年02月05日

13歳のハローワーク。(TVドラマ)

あまりドラマを見る習慣はないのだが
13歳のハローワーク の 第4話のタイトルが
「あの大ヒットマンガ家の成功の秘密を探れ」と
あったので…、録画してみた…

結論…このシナリオライターは、


漫画の編集の事など一切しらないで
脚本を書いている…。

物語は 13歳のマンガ家志望の男の子が、
週刊少年ジャンパー という漫画編集部に持ち込んで
年齢50位の編集者から「いやあ、久しぶりにとんでもない逸材が現れた」と褒めちぎる…

・・・ありえない…

週刊少年誌の編集で、持ち込みの相手をするのは
大体大学出てすぐの、編集さん、ちょっと年齢いってて 30代前半まで…

初めての持ち込みで、「とんでもない逸材」などと褒めちぎることは無い
褒めちぎったあとに「しかし、ちょっとストーリーがなあ…」というが、
ストーリーがダメな漫画は 逸材ではない…。

そして 編集は、脚本企画書を(13歳の少年)に手渡し
「これを漫画にしてくれば、掲載してやる」と 口約束をする。

・・・いろいろ ありえない・・・

まともな雑誌の編集さんが、13歳の子供にシナリオを手渡して「仕事を依頼」しない。
仮に13歳ではなくて、普通に持ち込みをしてきたマンガ家志望さんにも
いきなり「原作付きでどうか」などとは言わない…。

まず、本人に漫画を描かせて、それを「編集会議」に掛ける。
その上で、修正点などのアドバイスをつけて、マンガ家志望に戻す。

そして13歳の男の子は「マジカルたるルート君」を描いて居る
江川達也の所にアシスタントにいく…
江川達也は 得意満面で たるルート君やいよなちゃんを描く…

そこで習得した技術で、13歳の男の子は 1週間ほとんど寝ずに20Pの原稿を仕上げる…(無理)

13歳の男の子が、授業が終わって漫画を描き出せる時間は、
いいとこ 4時…そこからほとんど寝ずに 描いたとしても
10時間…ぐらい、1週間で 70時間 
下描きからペン入れ、背景までで、ろくな技術も持たないアシスタントで
完成は難しい…

しかし とにかく完成させて、編集にもってゆくと…
「面白くないのでボツ」と言われる…

面白いか、面白くないかの判断を、完成原稿でする編集者は いない

まず、シナリオを「絵コンテ」にして、それで判断し
どこを直すか、やりとりをする。
その上で「絵コンテ」を編集会議に掛けて
OKが出たら、原稿に入り、完成したら掲載… という流れだ

このドラマ「絵コンテ」の行程がすっぽり抜けている。

はるきゲにあはマンガ家だから、このドラマのおかしな所は指摘できるけど
仮に、中学生のマンガ家志望の子が 13歳のハローワークと称するドラマをみて
マンガ家になる目標を断念することがあるかもしれない…

大体、マンガ家になるのでは「バクマン」という、エライ丁寧な
マンガ家のアニメがあるのに、こんな中途半端なシナリオでドラマを
流さないで欲しい…


そして…ドラマのオチは… 結局13歳の男の子は、22年後フリーターになり
それでも漫画の夢をあきらめずに 漫画を描いて居るのでありました…っておいこら

13+22は 35歳だろうが! 35で、まだ デビューすら出来てない
ハローワークのドラマがあるかあ!


もう一回タイトルを見る
「あの 大ヒットマンガ家の 成功の秘密を探れ」………
posted by はるきゲにあ at 12:41 | TrackBack(0) | 時事ネタ
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