このマンガは 昭和30年代を背景に
特攻の生き残りの漫画家…海徳光市の奮闘を描いている作品で
ものすごく面白い。
なにが面白いって…手塚治虫に対する 敵対心とあこがれと嫉妬がものすごいエネルギーで描かれる。
虫プロを立ち上げる頃の、手塚治虫の制作パワーは、異常の一言だ。
どう考えてもあんな仕事をこなすのは無理…。
立ち向かおうとすること自体、自殺行為と断言する。
海徳光市も月7本の連載を抱えて猛然と執筆している。
月7本でも、十分殺人的な制作ペースだが
手塚治虫は当時 10本!!!! の連載を抱えながら
テレビアニメの鉄腕アトムのメインのアニメータをやっていたわけだから
・・・なぜ出来るの?ではなく、
なぜ 生きてるの? という 疑問が素直に湧いてくる。
ともあれ、海徳光市は、なんとかして手塚に追いつけ、あわよくば追い越せないかと
あがきまくるその姿は、とても切ないけれども気持ちが良い。
向上心を持ち続けるのは、いつも良いことだ。
あと。手塚治虫の結婚に対抗して、急遽嫁にもらったBARのブス女(作中でこういってる)が
どんどん可愛くなってくる。
嫁さんというものは いいものだなあ…